二人の妹
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1.[ゆーじ] この間、ついに一線を越えてしまった。 俺にはA絵とK美と言う妹がいる。 親が共働きのせいか、二人は俺によくなついていて、大学生のA絵はアニキ、高校生のK美はお兄ちゃんと呼ばれてる。 この間、給料がいつもよりも多く出たので、二人をドライブに誘った。 普段はしっかり者で浮いた話を聞かないA絵は、俺の前じゃ猫みたいになついてきて、買い物の時も腕を組んでくる。 大人しくて、メガネがよく似合うK美は、一緒に歩くと、自分から手をつないでくる。 初めての三人揃ってのドライブだったので、妹たちは上機嫌だった。 海岸線を走っていると、後ろに座っていたK美が「お兄ちゃん、彼女さんいないの?」 「いたらお前たち誘ってないよ」 「えっ!アニキ彼女いなかったっけ」 実はA絵と買い物してるとこを目撃され、フラレていた。 「・・・別れたよ」 その時、二人の目が輝いた。 「お兄ちゃん、今フリーなんだ・・・」 「最近とかあんまりメールしてないからどうしたのかと思ったけど、フラレたんだ」 お前のせいだぞと言おうとしたけど、ぐっと堪えた。 海岸線の観光地に着くと、二人はトイレに行った。 ベンチに座ってタバコに火を点け、ゆっくりと吸った。 A絵はTシャツにジーパンで、シャツの上からもおっぱいが大きく、走ったりするとかなり揺れる。 K美はTシャツにデニムのミニスカートで、A絵ほどじゃないけど、おっぱいは大きい。 一本吸い終わって灰皿で消したところで、二人が戻ってきた。 すると、二人とも腕に抱き付いてきた。 「なんだよいきなり・・・」 「アニキ、ここじゃなくて別のところいかない?」 「この先にもっといいところあるみたいだよ」 二人に引っ張られるように、車に乗ると、海岸線をしばらく走った。 A絵が指を差したのは、なんとラブホテル! 「ち、ちょっと待て!俺たち兄妹だぞ!」 「いいから入って!」 俺は訳も分からず、ラブホテルに車を乗り入れた。 海沿いのホテルは、ガレージ式になっていて、窓からは海が見渡せた。 ソファに座ると、二人が両脇に座ってきた。 考えたらラブホなんて久しぶりだった。別れた彼女は手をつなぐくらいしかさせなかったっけ・・・ 「アニキ、二人で話したんだけど、私たちを抱いて・・・」 「私たち、お兄ちゃんが好き。大好きだから、寂しそうなお兄ちゃん見たくないから・・・」 確かに、フラレて落ち込んでいた俺は、妹たちからも心配されていたみたいだ。 06/10 09:53 au
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